今年は残念がらミス慶應コンテストは開催されない・・・。

その理由は、運営を行う立場の慶應義塾広告学研究会の一部の学生が、懇親会で未成年に飲酒および一気飲みを強制したことをはじめ、
それ以外でも、数年間に渡り学校から再三注意を受けても、改善がなかったため「悲しい現実」を後押しする事になった・・・。

今年も11月17日~20日に開催される慶應大学三田祭(文化祭)で、
「ミス慶應」コンテストが行われない事が、何らかの”目に見えない形”で影響を与える可能性がないと
言い切れないのが正直な所でです・・・。

興味がない人にとってはたかが「ミスコン」なのかもしれないし、一番最後に笑える「グランプリ」が1人だけなのは、参加者が一番分かっているはずだ。

けれど、それを目標にして、夢見て努力してきた人が「どれだけ目に見えない苦労が有り、汗を流してきたのかは計り知れない」と思う。

ファイナリストやその人を応援してきたファンは「どうして自分や自分が応援してきた人がそこまで残れた時に限って、
この様な思いをしないといけないの!ふざけるな運営!」と思っても不思議ではないし、理解できる。

今回の件で、一番悔しいのは言うまでもなく予選を勝ち抜いてきたファイナリストであり、
中止になったことに対してのマスコミへの応対は、「黄金比率」なコメントを残し神対応で済ませていいたが、どれだけ
その経験をした人間しか分からない「悔しい、無念の想い」があったかは計り知れない。

ミス慶應コンテストは出場者が少ない?年度は「出場して欲しい!」と頼まれて挑戦する人もいる?
場合もあるが、それでも、挑戦することは「勇気あること」だしそういうことがきっかけで入賞した人だっていると思うし、
「受賞したあの先輩のようになりたい!」と影響をうけ、後輩が挑戦するというつながりもあると思う。

私が「ミス慶應」の事を本格的に興味を知ったのは、たまたま自分が応援している中野美奈子さん(当時フジテレビ)
が、学生時代(1999年)にグランプリを受賞しその肩書きを持っていたという単純な理由だった。

その翌年の
2000年:鈴江奈々さん(日本テレビアナウンサー)
2001年:青木奈々さん(元TBSアナウンサー→フリー)

とアナウンサーが偶然に3年も続いた影響もあり”ミス慶應コンテスト”が、未来の女子アナの「金の卵」を見つけるイベント
して捉えていた雰囲気はマスコミ、女子アナファンの両方が感じていたと思う。

また、キー局の女子(女性)アナウンサーで学生時代に”ミスキャンパス”の肩書きを持った女子アナウンサーが往年において、
ほとんどのキー局で活躍している影響もありミスコンのイベントそのものを「女子アナへの登竜門」の位置けの一つとして考えられている。

それだけが「アナウンサー試験のアピール材料」では無いし、グランプリ受賞者でアナウンサー志望以外の道を進む人も当然いるわけなので、
その人達の「夢へのアピール材料」の門戸を一部の運営の不祥事が阻んだのは否めないだろう・・・。

と同時に、全く関係ないキー局の男子アナがこの不祥事をワイドショーで扱う時にいつもではないだろうけど、
慶應義塾大学出身と言うことで「後輩がスミマセン。」と全く事件に関係ないのに頭を下げないといけないのは本当に気の毒でならない。

もちろん、この情報は過去の受賞者にも知れ渡っている可能性は高いと思う・・・。
この件で過去の受賞者をはじめ、それに携わってミス慶應コンテストを真面目に必死に運営してきた学生さんまでが色眼鏡で見られるのはおかしな話だけに、
心底辛い心境なのは間違えないだろう。

もう既に水面下でファイナリストや関係者、スポンサーなどへの謝罪などは行われているかも知れないが、
個人的には最後まで残った8名には”ミス慶應ファイナリスト2016”の肩書き位というか経歴ぐらいは認める方向になったらいいなと思います。

今日からはじめる三田祭が学生さんをはじめ、足を運ばれる皆様にとっていいイベントになることを願うと同時に、
できれば来年から「健全な体制」でのミス慶應コンテストの復活を心から願ってます!