フジテレビが7月6日に特番で、「検証フジテレビ問題 〜反省と再生・改革〜」
が放送されたがテレビやネットで見た人はどう感じただろうか?

フジテレビの編成幹部(当時)と中居氏、元フジテレビアナウンサーのXさんのトラブルにおいて、初頭から、清水賢治社長をはじめ、港浩一元社長、大多亮元専務ら経営幹部による謝罪もあったし、今後、社風を引き締めようという思いはフジが嫌いな人もある程度は伝わったと思う。

ただ、フジテレビの絶対的な天皇と呼ばれていた日枝久氏がコメントをしなかったのが本当に残念だったが・・・。

この事件の原因の1つの原因は、元SMAPのリーダーでフジテレビの番組で何年も貢献してきていて多数のメディアでタレントや司会者として活躍し名声を得ていた中居正広氏、編成局幹部(当時)と、当時若手アナウンサーののX子さんと立場が違いすぎて、今後を考えると断れない状況にあったのは明らか。

その事が引き金になったからからか、フジテレビにもアナウンス室の設置が明らかになったが、7月10日付でついに現実となった。

昨年の中居正広氏のトラブルで、フジテレビ上層部と元アナウンサーのX子さんの間で板挟みにあった佐々木恭子部長(当時)は1人で精一杯の対応をしていたが、「一人でできる事は限られていた」らしきことを語っていたが、彼女の本当に心労は計り知れないはず。

一部の週刊誌に実名で「三悪人」とまで書かれ凄く心を痛められた可能性も考えられるし、
テレワーク出勤もやむをえない状況(今は分からない)だった佐々木恭子アナが自らの口で真実や当時の状況を語った事はとても意味があると思う。

中居氏とのトラブルで受けた元編成幹部ら数名は、降格処分を受けた影響があってか、佐々木恭子アナが「部長→局次長」に昇格する事を疑問に思う人がいるかもしれない。

なので、

佐々木アナの名誉のために言っておくが、

佐々木アナは、アナウンス室の管理職故にX子さんの被害状況を聴く事にはじまりサポート窓口を一人で任されメンタル面も追い込まれれてしまった。それでもX子さんに寄り添い産業医等、上長の指示等に従い、X子さんにに配慮していた。

報告書で「心理支援がない管理職がPTSDを発症した部下とのやり取りを一人で行うのは困難で負担が大きすぎた」と指摘があった事から負担が大きかったのはいうまでもないし、佐々木恭子アナは、編成幹部とと中居氏の暴挙の被害者としか考えられない。

それなのに、実名で「三悪人」と書かれたり、ネットで行き過ぎた中傷をされたりだっただけに、事実を知れば佐々木アナは非はない事は明らかだ。

だから、フジ発表書面でも「通常は、懲戒処分の対象とならなかった者については公表を行わないが、F氏については、一部の週刊誌報道において、実名や顔写真が掲載され、事実に基づかない誹謗中傷が特に苛烈であることから、当社の判断として、処分の対象ではないことを示す必要が大きいと考え、公表に至ったものである」との発表が佐々木アナに非がない動かぬ証拠だ!

X子さんから見れば、今も「許せない上司」?かも知れないが、フジテレビ清水賢治社長、多田元専務らが謝罪をして今後をサポートしていく約束を取り付けたわけだし、、過去は戻らないことからX子さんは前を向いて歩く方向になった。

それだけに、すぐは無理でも佐々木部長(当時)の立場を理解して和解してくれる事を願っている。

さきほども述べたが7月10日付のフジテレビの人事発表で、編成局の下にあったアナウンス室はコーポレート部下のアナウンス局となった(なのでファンレターの宛先も調べないといけない)。

フジテレビアナウンス室の人事は

編成総局編成局アナウンス室部長→コーポレート本部アナウンス局次長
佐々木恭子アナ

チーフアナ→部長佐々木アナの後任)
・渡辺和洋アナ

副部長
・榎並大二郎アナ

他部署移動(コーポレート本部経営企画局経営連携推進部)
・山本賢太アナ
となる。

佐々木恭子アナは、実力や実績は申し分ないないし、頭の回転が速い人が多いアナウンサーの中でも群を抜いてといっていい位、言葉選びの巧さは「速くて正確で的を得ている」所は本当に凄いと思う。
もう既にテレワークではなく平常出勤になっているかわからないけど、
佐々木アナの存在はフジテレビにとって必要不可欠だけに、これからの活躍を期待したいトコロ。

渡辺アナについては、過去、不祥事があったがもう数十年前の事で当時戒告処分を受け、「失うべきものは失ったわけ」なので禊ぎは終わったわけだから、過去ではなくこれからの部長として、対応ををみてから判断すれば良いのでは?と思う。

榎並大二郎アナは、今はすぽると!の大黒柱として日々活躍しているが、報道時代から、積極的に足を運ぶ姿勢が評価され視聴者に信頼をつかみとっている様子。
また、育休をとる程のイクメンでもあり、2022年には「イクメンオブザ イヤー」に輝くなど育児参加を積極的に行う男性アナウンサーのパイオニアでもある。

それ以外では、女性アナカレンダーをプロデュースや妄想ブログなどで女性アナの魅力を発信してくれたりする女子アナファンにとっても貴重な存在だけにこちらでの活躍も期待したい。

最後に、山本賢太アナは若手の有望株として局から期待されていただけに残念・・・。
新しい部署は新設された所で、再生を目指す基幹になる見方もあるだけに、汚名返上もこめて頑張って欲しい。

最後になったけど、フジテレビも他のキー局と同じようにアナウンス室が独立された事により、
これからは、アナウンサーのみなさんの意見が通りやすくなる事ややりたいことをやりやすい環境になる事を期待しています。