フジテレビは12月17日、夕方の「Live News イット!」のメインキャスター交代を発表した。
現在メインを務める青井実氏(NHK出身のフリーアナウンサー)と宮司愛海アナは、3月をもって番組を卒業することになり、4月の改編でリニューアル後は、榎並大二郎アナ(『すぽると!』→『イット!』へ“出戻り”)と山﨑夕貴アナ、さらに遠藤玲子アナがメインキャスターを担う体制となる。今後、新しいキャスターも順次発表されていくと思われる。
今回の交代人事については、青井アナの言動が影響しているのではないか、と見る声もある。一部報道では「コンプライアンス違反で厳重注意」「パワハラ的言動」といった内容も取り沙汰されているようだが、もし事実であれば非常に残念である。
加えて、宮司アナがいわば「巻き添え」の形で卒業となるのだとすれば、推測だが、気の毒で仕方がない。
2024年4月の改編では、宮司愛海アナ(当時『S-PARK』担当)と、佐久間みなみアナ(当時『Live News イット!』のフィールドキャスター)が、両番組にとって必要な人材として“トレード”される形となり、Win-Winの配置転換として受け止められていた。宮司アナもスポーツから報道へと幅を広げ、順調に歩みを進めてきただけに、今後の動向が気になるところだ。
榎並大二郎アナ(育休中)、山﨑夕貴アナは共に実績・実力が十分で、庶民的な姿も含めて好感が持てる。遠藤玲子アナはスポーツキャスターの印象が強いが、対応力もあり、外国語も得意で、報道もこなせるタイプであり、新体制の人選自体は悪くないと思う。
一方で、「宮司アナは3月で退職するのかも?」と去就を心配する意見も見られる。これは現時点では分からないが、アナウンス局が総力を挙げてでも、宮司愛海アナにふさわしい次のポストを用意しないと、最悪の事態も起こり得る――そんな不安がよぎる。
今年は椿原慶子アナ、永島優美アナ、岸本理沙アナに加え、藤本万梨乃アナ(※12月で退職)など、個性ある女性アナの退職が相次いだ。男子アナも含め、これだけの人数がアナウンス局を離れるのは、アナウンス局元年だけに本当に残念ながら異例と言わざるを得ない。
それだけに、宮司愛海アナの次の担当番組が、本人にとってもアナウンス局にとっても納得感のあるものになることを、心から願いたい。
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